実習

2年生の臨床実習は大詰めに差し掛かりつつあり、また1年生も聴覚障害に関しての校内実習が佳境に入りつつあります。

実際の人を目の前にして「教科書に書いてあることだけでは太刀打ちできない!」と思うことがたくさんあるのではないでしょうか。
私たちの学校のような専門職の先生たちは、必ず臨床経験があります。だから、どんなことを患者さんが気にするのか、こんな時には何と言うか、など、きっと先生たちなりに何かお持ちのはずです。

学生には、ぜひそれを探ってみてもらいたいものです。いつでもだれにでも使える「魔法の一言」はありませんが、自分のことばのバリエーションは、そうやって少しずつ増やして行くといいのではないでしょうか。

「生徒」から「後輩」になっている喜び

こんにちは。すっかり秋らしくなりましたね。

秋は昼間部臨床実習の季節です。
本校も1期生2期生が臨床経験5年を過ぎ、実習を担当してくれるようになりました。実習地を訪問すると、お世話になっている現学生のみならず、スーパーバイザーとして指導してくれている元学生のこともとても気になります。どんなSTになっているのだろうか?現学生を丁寧に指導してくれているのだろうか?などなど…。現学生の実習の進捗状況を説明してくれて、教員の質問にもすらすらと答えてくれる元学生と接すると、かつて「生徒」であった時代から、時は流れて、「後輩ST」になったのだな~と実感します。時には、現場のSTとして、学校教育についての助言もくれたり…頼もしい限りです。

実習生も、STも、教員も影響し合って成長したいものです。

摂食嚥下の授業風景

秋も深まってきました。食欲の秋でもありますが、病気などによってお食事を摂るのが難しくなってくる方がいらっしゃいます。
そのような方に対して、言語聴覚士になったら何をするべきか、また何ができるのかを学んでいます。
正しく評価して、訓練を検討する必要があります。けれど食物を飲み込んでいるところは外から見えないので、学生達は理解するのに一苦労します。
口から口腔内そして喉や食道の断面が見える模型を取り囲んで、実際に触りながら学びます。特に今日は、摂食嚥下障害に対する手術の種類について学習しました。呼吸と飲み込みの関係、手術の目的や適応について理解しました。

研究授業

言語聴覚学科では、定期的に研究授業を行っています。
毎月1回、1名ずつ交代で授業を担当し、他の全教員が評価に当たります。評価する教員は、学校所定のアドバイスシートを用いて、講義技術・講義内容などについて5段階で評価し、その結果を学科責任者がまとめ、担当教員に指導します。

他者の目を通じて評価を受けることにより、自分では気づきにくい問題点を客観的に捉える機会になりますし、また評価する教員も他の教員の授業のよい点を学ぶことができます。評価結果を聞くのは怖い気もしますが、学ぶことの多い、よい機会です。私もこの12日に研究授業を行い、いまその結果をまとめています。

試験の嵐(言語聴覚学科)

新宿のビルの間を吹き抜ける熱風の中、今学生は前期の終講試験に立ち向かっています。いつもより目の色に一段と緊張感が感じられます。
毎日の試験を乗り越えるには、1に体力、2に気力、そして多くのことを処理するスケジューリング力が必要です。1日1日を大事にして、やるべきことをこなしていき、思うようにいかない日はスケジュールの立て直しができる。
これは、仕事をする人になっても基本となる大事な力です。できないことに、がっくりする時があっても、あと一歩の勇気をもって、立て直す。ぜひ若いうちに培ってもらいたいものです。

読話教室準備

言語聴覚学科の2年生は、成人聴覚障害Ⅱという授業の中で、聴覚障害の方への支援について体系的に学んでいます。

今回、学生が指導者となって読話教室のデモンストレーションを行うことになりました。ポスター作りや当日のプログラムとその目的をグループごとに話しあいます。当日は挨拶や課題の説明もすべて読話で行います。

しっかり口元を見せて相手に伝えようとする気持ちは学生の今後の臨床にもつながる姿勢です。

当日、楽しく有意義な読話教室になりますように。

言語聴覚学科 OSCE

言語聴覚学科(昼間部2年生)のSLTA OSCEが始まりました。
OSCEとは「Objective Structured Clinical Examination」の頭文字を取ったもので、「客観的臨床能力試験」と訳されます。
1年の時から何回かOSCEを実施して来ましたが、今回は失語症の患者様にご協力頂いてSLTA(標準失語症検査)のOSCEを行います。

失語症とは、一度獲得された正常な言語機能が、大脳の言語領野(主に左脳)の障害により、ことばを「聞く・話す・読む・書く」すべての言語様式に何らかの能力低下を生じた状態をいいます。

1年次から勉強してきていますので、それなりに失語症の知識は頭に入っているとは思いますが臨床に求められるのはやはり、判断力・技術力・マナーなどです。臨床実習に出る前に、このOSCEで臨床技能の習得を適正に評価してもらい弱点を克服して臨床実習に出て行ってもらいたいものです。

まだまだ緊張で気の抜けない日々が続きますが、更なる飛躍を期待して頑張って欲しいです!

スタートダッシュ

新学期が始まりました!

言語聴覚学科の1年生、がんばっています。
毎日のように4コマ、5コマと授業が続いて、「いっぱいいっぱい…」とつぶやきながらも「楽しいです!」と笑顔で言えるエネルギー!すごい。
クラス中が最後まで顔を挙げて、授業を食い入るように聞いています。
ノートもカリカリよく書きます。
新鮮で、大変なんだけどおもしろいんだそうです。

そして、2年生。やはり貫禄が出てきた気がします。
落ち着いていて、専門用語も会話に挟んだりして。
先週までお世話されてばかりだった(ように見えていた)学生が、自然に1年生のお世話をしていたりして、歩く速さまで速くなって。笑顔に余裕。
一味違うなという感じがします。

今年もこれからが本番。
山あり谷あり、ただでは済まない1年間なのは間違いないですが、
みんな体にだけは気をつけて、この1年を、それぞれの目標めがけて乗り切っていきましょう。

先輩、ありがとう!

こんにちは。久々のブログ更新です。
後期のとある日、卒業生が夜間部の学生に講義をしに来てくれました。卒業生は社会人3年目で、現在補聴器販売店に勤めています。講義内容は、最新のオープンイヤーデジタル補聴器のフィッティングデモンストレーションでした。
在校生たちは、先輩のわかりやすい説明にわいわい盛り上がり、楽しく勉強していました。パソコンを使用して、より患者さんのニーズに合ったフィッティングができるということが、体験を通して良く理解できたようでした。
写真のとおり、イヤーモールドがとても小さく、外から見えないのが特徴のひとつです。

無題

食道発声の演習

銀鈴会の名誉会長の新美典子先生が、言語聴覚学科夜間部3年生の「音声障害学」の特別授業に来てくださいました。銀鈴会は、喉頭癌等のために喉頭を摘出する手術を受けた方への発声技術を指導して、会員の社会復帰を促進することを目的としている会です。
皆さんは声を出すことができなくなったら、どんな気持ちになるでしょうか?
新美先生は、声が出ないということのショックと、食道から声を出すために練習を重ねられたことについて、心をうつ話をしてくださいました。
その後、実際に学生に食道発声をご指導くださいました。
写真は、新美先生のご指導で初めて、食道から声が出せた学生に、思わずみんなで拍手しあっている場面です。